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防音マニアの実体験

防音と検索するといい加減な情報が結構多い。これは実体験に基づいたコンテンツじゃないからだと思う。私は防音体験(実話)と実例分析をネタに綴りたいと思います。

既製品の床用防音材の傾向

約3年前に既製品の床防音対策の防音材に関する傾向を整理した記事を投稿したことがある。

それは現在の既製品の大半が軽量衝撃音対策にシフトしているという分析である。
実際の相談でも、分厚い遮音ゴムを床に敷いたが、足音がほとんど減らないというものだ。

昨年から今年にかけての相談でも同様なことを聞いたが、これは軽量衝撃音さえ、ほとんど減っていないのではないかという疑念がある。

相談者によるとまだ、1歳から2歳の幼児の小走りや通常の歩行音なのに、階下の居住者から全く効果がないとまで言われて、購入した製品を廃棄しようとしたという話である。

こんなレベルの製品なら購入しないほうがよく、むしろカーペットを2重にして敷いたほうが効果的であろう。

私の取り扱っている制振材に新製品が加わった。幼児の小走り音や通常の歩行を音を軽減する生活防音製品である。
*制振フェルト180(繊維密度が180kg/m3以上あるため数字で区別している)という新製品。
*旧製品は制振フェルト80(繊維密度が80kg/m3)
旧製品は比較的低い周波数帯に効果があり、新製品は250Hz以上の周波数帯に効果的である。

両方の製品を重ねて、通常のタイルカーペット6ミリ程度をのせると、足音が6~7割程度軽減される。全部で厚さ約17ミリの対策となる。

小さな子供の歩行音は大半が軽量音なので、この程度の対策で問題なく、子供体重が増えれば、遮音ゴムを併用して敷けばいい。

既製品の防音材は、どうやら固体音(衝撃音、足音)を軽減する効果が小さいようであり、空気音を遮断することにシフトしている感じがする。

材質の大半が再生ゴムチップのプレス製品、硬質合成ゴムである。重量品なので引越しには不便であり、廃棄する際には産業廃棄物として処理することになり、けっこう処理費用がかかる。
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プロフィール

HN:
かみなりおやじ
性別:
男性
職業:
自営業
自己紹介:
自宅マンションにて自室を防音工事し平成8年(1996年)より体感しながら経年変化や防音効果を観察している。仕事では木造住宅の防音室を手がけている。