仕事が欲しいため(もちろん、どんな業者でも同じだが)、未経験の防音対策を目的とするリフォームを引き受ける建築事務所や工務店がいる。
そして失敗してから、防音設計の専門家に助けを求めるケースが後を絶たない。できもしない現場を契約して見切り発車すれば、どうなるかは既往の事例を見れば明らかであり、せっかく施工したものを壊して造り直すことになる。
これは施工者だけでなく、施主(依頼者)にも大きな責任がある。見積りだけで判断して発注するから、このようなことが起きる。
通常のリフォームでは、先に防音工事を済ませないと、完成させることはできないし、根本的な問題解決にはならない。
この世になぜ専門家や専門店が存在するのか、その理由を考えれば明らかであろう。
餅は餅屋に限るというのは、昔からの常識である。